ご参加ありがとうございました。今年は新型コロナウイルスの入場制限もなく、屋外・屋内砂場、併せて700名もの皆さんにご参加いただきました。会場は、たくさんの笑い声や歓声が響き、お父さんお母さんも、子どもたちと一緒に楽しんでおられる様子が印象的でした。
ご参加いただき、ありがとうございました。
第8回シンポジウム、今年度は2024年3月9日に福島市の「ふくしまテルサ」をメイン会場とし、リモートも加えたハイブリッド方式により、全国(世界)から49名もの参加者をもって開催されました。
まず最初に本NPO笠間浩幸理事長による「ボストン報告」として、アメリカの砂場発祥の地より、19世紀末の砂場から始まった子どもの遊び場づくり運動の過去と現在についての現地レポートがありました。
次に、NPO会員で福島大学人間発達文化学類附属学校臨床支援センターの宗形潤子教授により、「『幼保こ小』連携の現状と課題」と題して、幼小連携の課題や砂場が果たすことのできる可能性等に関する基調講演が行われ、これまでの「幼小連携」に関する問題点や今後の改善課題について、具体的な事例や文部科学省の考え方を聞きながら学ぶことができました。
その後、宗形教授司会のもと、栗原さゆり(福島市立福島第三小学校教諭)、小島朋美(福島市ふくしま中央認定こども園副主任保育教諭)、松山恵子(福島市ふくしま中央認定こども園副園長)らによるクロストークが行われ、2023年夏、福島中央認定こども園と福島市第三小学校との間に設置された「連接の砂場」に見る子どもたちの遊ぶ姿や保育者・教師らの関係性の構築や子どものとらえ方の変化などについて報告がなされ、活発な討議が行われました。
最後に、下記「シンポジウム宣言」が採択され、終了しました。
【第8回 福島"砂"シンポジウム宣言】
①砂場は、幼少期の心身の発達と人間関係を築く上で重要な役割を果たす環境であることから、今後も引き続きその充実と改善及び新たな設置に向けて取り組んでいきます。
②砂場は、保育者と小学校教諭をつなぐ重要な役割を果たす環境であることから、今後も様々な機会を通して、砂場での出会いや関係づくりを推進していきます。
③福島における砂場を通した「幼小連携」の試みは、大きな可能性を持つ取り組みであることから、今後も積極的に発信するとともに、全国の新たな挑戦との連携を探り応援していきます。
これらのことを、今回のシンポジウムに参加された皆さんとともに、推進していくことを宣言します。
2024年3月9日 NPO法人福島SAND-STORY
【感想(アンケートより、一部抜粋)】
◎砂遊びがとても身近なあまり、そこまで深く考えていなかったことを反省しました。こんなにも子どもが遊べる可能性のある場をもっともっと活用していきたいと思いました。また、架け橋プログラムや幼小連携のお話も大変参考になりました。恥ずかしながらありがちな連携をほぼ当てはまっている現状ですが、なにかひとつでも変えられるようにしていきたいなと感じました。貴重な講話を拝聴でき、大変勉強になりました。ありがとうございました。
◎写真をとりあげ、エピソードや教員の思いを語り合うことで、同じ思いを共有したり、違う意識に気づいたり、双方の先生方の思いを知ることができて大変よかったです。それぞれの先生方が事実だけではなく、そこに教師・保育者としての考えや、児童幼児のその前後の姿等もお話ししてくださることで、1枚の画像の厚みや輪郭が増し、初めて聞くものにとっても理解が進みました。また連携活動をすることで、子どもたち自身だけではなく先生方自身も変化していったこともお話しの中で分かり、連携は教員にとっても重要だということが見えてきました。
◎これまで砂場の歴史に触れたことは全くなかったので、とても興味深くお聞きすることができました。このシンポジウムを通して、幼小の交流活動で砂場を活用することは、大きな可能性を秘めていると思いました。 参加させていただき、ありがとうございました。
◎年齢を問わず集える場となる砂は魅力たっぷりですね。このような機会に参加すると情報が共有でき、現場の子どもから学びも継続できます。ありがとうございました。
今回で第7回目となる「福島“砂”シンポジウム」を、3月5日に開催しました。
今回は「コロナ禍における子どもの健康・生活・遊び」というテーマで、
基調講演に菊池医院理事長の菊池信太郎先生にお話しをいただき、以下のようなプログラムで進行しました。
〇基調講演
講演者:菊池 信太郎(きくちしんたろう:医療法人仁寿会 菊池医院理事長)
テーマ:コロナ禍における子どもの生活と健康
〇シンポジウム(敬称略)
コーディネーター:河内ひろみ(NPO法人福島SAND-STORY副代表理事・事務局長)
◎松山恵子(福島市ふくしま中央認定こども園副園長)
「コロナ禍の保育 ~わたしたちが守ってきたもの~」
◎森陽子(社会福祉法人誠信会 ひかりの子保育園園長)
「コロナ禍からの取り戻し ~大切なことの再確認~」
◎宗形潤子(NPO法人福島SAND-STORY会員、福島大学教授)
「遊んだからこそ気付く砂遊びの大切さ〜ファミリーサンドアートの取組から〜」
第7回 福島 “砂”シンポジウム宣言を、皆さんとともに次のように確認しました。
3年間にわたる頃中にあった子どもたちの生活や遊びは、12年前の再来のような状況でした。
一方、子どもたちにとっての外遊びは、やはりとても大切であったことを、本日のシンポジウムを通して私たちは確認しました。そこで次のことを第7回福島“砂”シンポジウム宣言とします。
◎私たちは、子どもたちの心身の健康と豊かな遊びを保障する砂場の環境づくりと改善・充実に努めます。
◎私たちは、保護者、保育・教育関係者、地域、行政、企業等の皆さんと力を合わせ、楽しい砂遊びの経験を広げます。
◎私たちは、砂場の大切さとその可能性を、ここ福島から全国、そして世界に発信していきます。
多くの皆さんに、ご参加いただきありがとうございました。
3年ぶりとなる「こむコムプラージュ」を2022年9月10日に開催しました
今回は、新型コロナウイルス感染対策のために、事前受付制として希望者全員の参加はできませんでしたが、それでも参加された皆さんは、親子での楽しい時間を砂場で過ごされました。
今年で、第6回目となるシンポジウムを、3月5日(土曜日)13時より15時30分まで開催しました。。
今回は、「『砂・土』遊びが広げる子どもの遊び・はぐくむ未来」をテーマに、基調講演には同志社女子大学教授の竹井史先生をお迎えし、「砂・土」の土壌工学的な視点から、どんな砂や土が園庭環境にふさわしいのかについてお話しいただきました。
また、シンポジウムでは、鳥取、京都、福島におけるいろいろな砂を用いた砂場づくりの試み、砂場遊びの具体的事例についてのご報告をいただき、その後参加者からの質疑等に答えながら、子どもにとってのより良い砂場・園庭環境について皆さんと一緒に考えました。
最後に、下記のようなメッセージを採択しました。
お忙しい中、ご参加いただきました皆様、また基調のご報告をいただきました講演者の皆様に心より御礼申し上げます。
尚、本シンポジウム終了後も、大変ためになった、園庭・砂場の環境改善に取り組みたいといった声がたくさん届けられました。
少しでも皆さんのお役に立ち、子どもたちにより良い砂場環境と楽しい機会を届けることにつながるならば幸いです。
ありがとうございました。
子どもたちの時間は、
いつだって「?」「!」に満ちています。
「生活=遊び」であり、
豊かな経験の蓄積が
「育ち」になっていきます。
『砂ダイアリー』では、
日常の活動や
イベントのささやかなひとこまから、
子どもたちの「キラリ☆」を
紹介していきます。
「みる」・「ひろう」を意識していくと、
「宝物」は、
そこらじゅうに散らばっています☆