🟢やるぞぉ~♪♪♪
毎日毎日、
『高くする』ことに力を注いできたという
『みんなの山』。
今日も、
やる気満々の足音が近づいてきました♪
🟢はじまりました~♪
あちらこちらで
どんどん花開いていきました☆
『○○ちゃんと一緒に~♪』
『やっていたら一緒に~♪』
『やりたい♪』が湧いてくるからこそ、
友だちとの関わりも
濃くなっていくようです。
🟢この集中力☆☆☆
とってもにぎやかな中…
心は静まり返っている!?
じぶんの『やりたい♪』を
とことん追求しているのはAちゃん。
他の子が造った川に花びらを散らします。
「○△□※☆~」
耳を澄ますと何か唱えています♪
『浮かべる』・『流れていくのを眺める』
…それだけではない『ストーリー』が、
Aちゃんの中に起きています☆
「おしおをパラパラ~♪」
(お清めでしょうか!?)
サラサラ砂を
あちこちにふりかけている子もいました。
一人一人が
『やりたい♪』を存分に実現しています。
物の取り合いや、『テリトリーの主張』
といったトラブルも起こりません。
かといって、
自分のことにだけ没頭している
わけでもないようです。
無意識に
(○○ちゃんがあんなことしてる♪)
を、把握しているようにも感じられます。
こちらはBちゃんの花。
行き来する誰一人にも
踏まれたりしませんでした。
🟢オノマトペの宝庫☆
言葉が飛びかいます♪
「先生の足のここまできたよ!
そっちは?」
「柔らかくて、不思議な感じだね~♪」
「えっ! そっちの水は冷たいの?」
先生が、
同じ響きでリフレインしてくれます。
深さ・温度などへの気づきを受けとめ、
探求心がさらに高まるような
声かけ・アクションを返してくれます。
水の圧で、砂が崩れるのを見たC君。
「うっわー! とけた~!!」
周りの子どもたちも口々に叫びました。
「とけた! とけた~!」
先生も笑顔いっぱいに
「うわあ!とけちゃったね~」
…「崩れたね、流されていったね」
なんて言い直したりしません。
注ぎ落ちた水が茶色となり、
まさにそれは「とけた!」がピッタリの場面でした。
思いをそっくりそのまま
先生が返してくれる♡
子どもたちも笑顔満面でした。
こちらではDちゃんがだんご作り。
大好きな先生を独り占め~
幸せなひとときです♡♡♡
🟢アクシデント発生!?
「うわあ~! ぬれちゃった~!!」
山の裾野でしゃがんでいたEちゃんに、
頂上からの流れが直撃。
ズボンのお尻が濡れてしまいました。
ハッとしたF君。
でも、
Eちゃんの気持ちはすぐに収まりました。
面白い活動の共有が、
ちゃんと『友だちが見える☆』
になっているからでしょう。
離れたところで様子を見守っていた先生が
声をかけてくれました。
「Eちゃん大丈夫?
すごく濡れちゃった?」
「F君、流すときに
『やるよ~』って言うといいね☆」
先生が受けとめてくれたことで、
二人の気持ちも
あったかく着地したようです♡
「いくよ~♪」
「ちょっとまってて! いいよ~♪」
それを見て、他の子たちも習います。
🟢友だちの『だいじ』がわかるから☆
水の流れをまっすぐに~
を目指しているのはGちゃん。
分断された水の景色に
気持ちが飛び跳ねました♪
(つなげたい♪)
すぐさま、Gちゃんの抗議が入りました。
「のぼってだめー!!」
H君、山と川とGちゃんを見ました。
彼女が何をしていたのかを
のみ込んだようです。
傍らにしゃがみ込み、作業に加わりました。
そして、Gちゃんにアドバイスをひと言。
「だれものぼんないよーに、
ここに✖ってかいとこ!!」
友だちの『やりたい♪』を
受けとめたからこそのアイディア☆
それを
(なるほど~)
と受けとめるGちゃんの姿☆
泥の文字は
瞬く間にかき消えてしまうのですが、
その気づきをも、
「クスッ♪♪」
と共有している二人でした。
🟢磐梯山だ~♪♪♪
一人の『やりたい♪』が
いろんな現象を生み出します♪
予想を超えた水の勢い・行方、
或いは崩れてしまったり…
というアクシデント。
その驚きや面白さは、
次々に他の子を巻き込んでいきます♪
先生の言葉かけが、
思いがけない変化を
さらに特別なものにしてくれます。
「○○ちゃんの乗ってるとこは
崩れないんだね~!」
「ここもだよ!」
「こっちだってこわれないよ!!」
子どもたちは、強度にも着目し始めました。
誰かが叫びました。
「ばんだいさんになったー☆」
「おおぉ~♪♪♪」
「すごいっ☆」
「ホントだ~!!」
先生たちもニッコニコです♡
🟢もはや土木工事☆
「すっごい川つくったんだね!!」
と先生。
「つくったんじゃなくてー
ながしてたら
かわになったんだよ☆」
「ええぇ~!
掘らなくてもこんなになったの?」
「ほら♪♪♪」
子どもたちが再現。
先生が、
子どもたち自身がアピール出来る場面づくり
をしてくれます☆
『みてみて~!』
が生まれるとき、活動は喜びに包まれます。
達成感がぐんぐん高まります。
『やったね~☆☆☆』
が子どもたちに行き渡っていきます。
さて、
あっという間に消えてしまう大好きな水。
…何とかしたくなったのでしょう。
堤防造りをする子たちも出てきました。
「こっちに こないよーにすんの?」
「うん!こういうふうにすんの!」
「わかった!!」
Iちゃんの動きを見ていたJ君。
彼女のやろうとしていることを
読み取ったようです。
傍らでは、KちゃんとLちゃんもまた、
砂場のへりに、懸命に
トロトロの泥を叩きつけていました。
彼女たちの目的は、どうやら転流工事!
水がなくなってしまわないよう、
流れを変え、湖のように溜めています。
子どもたちは、弱い部分が分かるんです!
どこを補強しなくてはならないかを
つかんでいるんです!
さまざまな現象を生み出すのは子どもたちです。
そして、その現象がまた活動を豊かにし、
新たな場面に
子どもたちを引き込んでくれます。
夢中で遊び込むことは、子どもたちの体も作っていきます。
一つ一つの瞬間に、
さまざまな身体能力が培われていきます。
🟢あふれる『やりたい♪』
一人一人が
『やりたい♪』を存分に追求しています。
のびのびとした遊びを保障しているのは
『のりしろのある環境づくり』でした。
そして何より、大好きな先生の存在です☆
・面白さや驚きに共感してもらうこと。
・すぐ隣にいなくとも
「いいね☆」を発してくれたり
アイコンタクトを取ってもらえること。
誰かとやりとりしているその声にすらも、
子どもたちは大きな安心感をもらっている…
そんなゆったりとした温かさを感じました♡
しっかり安定させて~!
どんどん入れて~!
Mちゃんの目指す到達点はコレでした☆
ここに至るまでの失敗・試行錯誤…
『みる』ことで、
Mちゃんのストーリーが解りました。
彼女が顔を上げました。
「いいね☆」
を贈りました♡
🟢なるほど…な誘い方♪
Oちゃんはチョコレート作り真っ最中。
N君が誘いに来ました。
「Oちゃん、これつかったら♪」
「ありがと!」
「あっちのほうがおもしろいよ♪」
誘われたOちゃん、
N君と連れ立って山の裾野へ。
新天地でお菓子作りを再開しようとすると、
「ねえ、ここほったら♪」
とN君。
…彼は堤防造りに励んでいた人でした。
(もしかしたら…
もっと 人手が必要!というお誘い!?)
いえいえ、
きっと仲良しのOちゃんと一緒に
やりたかったのでしょう♡
パティシエOちゃんの手に握らせたのは
大きなスコップでした♪
🟢お宝 発見☆
こちらでは、原石の発掘!
「いろんないろ はいってるよ~!」
「あらったら つるつるになったー☆」
それは、
タイムマシン効果をもたらしました☆
○○組での思い出がよみがえりました。
友だちや先生と、
楽しかった時間を反芻しました♪
そして、
もう○○組になったんだ☆
という喜びや自信にも
あふれているようでした。
🟢お片づけも魅力満載♪
ついに、
先生がそれを告げる時がやってきました。
「お片づけしよう♪」
…あらゆる道具が泥んこです。
楽しかった活動の場は、
息をのむような光景になっていました。
先生が、たらいを設置した洗い場で~
「1・2の3でおとなりへ~♪」
下洗いのたらい→仕上げのたらい
の2段階洗いを開始!
~こういうふうにやるんだよ~
と指示を出すことはしません。
「1・2の3でおっとな~りへ~♪♪」
「やった~!ピッカピカだ~♪♪♪」
たらい脇のカートに入れていきます。
先生自身が楽しんでいます。
とても気持ちよさそうです☆
遊び続けていたかった子どもたちも
ムズムズしてきました♪♪♪
泥まみれの道具を手に、
やる気満々で集まって来ました。
「1・2の3でおとなりへ~♪」
「1・2の3でおっとな~りへ~♪♪」
がどんどん増殖♪♪♪
新たな『面白い』を見出した子どもたちは砂場に走ります。
離れたところに落ちていないか、
埋もれていないか、
道具のゲットに心を躍らせます。
砂場はみるみるうちに片づいていきました。
にぎやかな輪の後ろで見ていたPちゃんに
先生が声をかけました。
「Pちゃん、
これに集めてきてくださ~い♡」
洗ったばかりの
ピカピカのバケツを受け取り、
Pちゃんが嬉しそうに駆けて行きました。
自分で気づいて動くことも大事ですが、
大好きな先生にオーダーされたお仕事は、
Pちゃんにとって、
きっと
とびっきりのミッションだったのでは♡
と思われます。
おや?
この子たちは、まだ遊んでる!?
先生が言いました。
「出してくれてたの~? ありがと~♡」
「手伝うね♪」
一人一人の活動を受けとめることで、
クラス全体の
大きな流れづくりにつなげています。
『先生に分かってもらっている』
安心感や喜びが、
子どもたちのイキイキを生んでいます。
『やりたい♪』が満ちているので、
怠けたりする姿もありません。
違う場所に行ってしまったり、
目の届かないところで
危険に及ぶようなことももちろん!
子どもたちは、
並べて置いたサンダルを履き始めます。
「サンダル履いた?
履いた人、手伝って~♪」
先生の言葉かけは
指示的なものではありません。
子どもたちのやる気が次々にONになっていく
『キッカケ☆』です。
子どもたちの用意にスピードが増しました♪
「よいしょ♪ よ~いしょ♪」
片づけは、どうかすると
ノルマ的なものを生む場面になりかねません。
その大きな要因は、
保育者自身が
その思いに縛られてしまうこと
…なのかも知れません。
■効率よく進める
■早く終わらせる
ことに支配されたとき
どんな状況を招くことになるか…
↓
■指示を出す
■働いている子を褒める
■怠けている子を叱咤激励する
…保育者は、仕切る人になってしまいます。
しかし、
表面的な部分にだけ目を向け見えてくる子どもの姿は、
その保育者自身の価値観で映し出された
ものでしかありません。
うっかりすると、
■褒められるためにアピールする
…そんな子どもを作り出してしまう
ことにもなりかねません。
子どもたちのどんな育ちを願うのか。
ノルマではなく『やりたい♪』への変換。
ワクワクする活動を
いかに作り出していくか。
環境づくりは、
意識していくことから始まると考えます。
そして、意識したその時が、
人的環境である保育者として、
再スタートを切る瞬間になると思います。
『幸せなスタートライン』は何度でも☆
いっぱい引いていきましょう♪♪♪
🟢自分もキレイに♪
最初は『下洗い』のたらいから。
まずは、自分で汚れを落とします。
『仕上げのたらい』で、
先生にキレイにしてもらいます。
「おもしろかった~♪♪♪」
「いっぱい遊んだね~♡♡♡」
「おなかへった~!!!」
「さあ、給食だよ~☆☆☆」
水の冷たさ、洗ってもらう心地よさ、
先生とのやりとりが
子どもたちを大きな満足感で包みます♡
🟢主体が生まれ・生かされ
広がっていました☆
『みる』を意識することで、
一人一人の思いや、
やろうとしていることが見えてきます。
そこで得られる
『へえ!』や『おおっ!』は、
保育者に喜びをもたらしてくれます。
そして、なおいっそう、
子どもたちへのいとおしさが
積み重なっていきます。
~磐梯幼稚園には、
あったかな保育・教育が根づいていました~
🟢砂遊びの実技研修より
先生方の研修時間は、
子どもたちの世界と同じキラキラで
あふれていました。
ご自身が楽しみ、
お互いをリスペクトされていました☆
そして、
~いつもは先生方がそうであるように~
あたたかなまなざしで
たくさんの
「いいですね~♪」
を贈ってくださっていたのは
園長先生でした☆☆☆